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内視鏡とは、外から見えない身体の中を、先端にレンズのついた管を差し入れて観察し、場合によっては 処置・治療をする医療機器です。 内視鏡の開発は1868年のクスマウルの「硬性胃鏡」に始まります。47センチ、直径13ミリの胃鏡から130数年が経ち、当時のものとはくらべものにな らない 「内視鏡」が医療現場で活躍しています。内視鏡はもはや胃を見るだけの硬い管でなく、細くしなやかなうえに、高い技術の集約されたマジックハンドに なりました。 時代ごとの先端技術を組み入れ、ますます進化する内視鏡は、医療の現場では病気の発見、検査、治療に役立ちます。また、私たちの健康ばかりではなく、 動物の健康も見守ります。さらには、災害現場や古代の遺跡など、まさに私たちの目や耳、そして手足となって活躍しています。
昔は内視鏡で早期がんを発見し,外科手術で治すというスタイルが常識でした。最近は内視鏡に より更に小さな早期がんが見つかるようになり, 外科手術をおこなわなくて内視鏡でがんを切除してしまうことが盛んになりました。これですと数日の短期入院 でがんを完全に治すことができます。 内視鏡を熱心におこなっている施設では外科手術よりも内視鏡切除の方の 件数が多くなった位です。ただしこれは非常に早期のがんに対してのみ 可能なことですから小さいうちに発見しなければなりません。患者さんが まじめに検診を受けられた場合にのみ可能となります。
みなさんは、鼻から内視鏡を挿入する検査方法をご存じでしょうか?これまで、内視鏡は口から挿入するものが一般的でした。 しかし、最近では外径が約5mmの細い内視鏡が登場し、 “経鼻内視鏡検査”という鼻から挿入する方法で検査が行われることも増えてきています。 内視鏡が舌のつけ根を通らず、のどにも触れないので、に比べ、検査時の吐き気・不快感が大幅に軽減できることが期待できます。